このたび、令和8年(2026年)10月2日(金)から4日(日)の3日間にわたり、NPO法人日本歯科放射線学会 第7回秋季学術大会をベネックス長崎ブリックホール(長崎市)において開催する運びとなりました。
長崎での全国規模の大会開催は、中村卓先生が会長を務められた2002年の第43回日本歯科放射線学会総会・学術大会以来、24年ぶりとなります。当時、私は一医局員として運営に携わっておりましたが、このたび大会長として皆様をお迎えできることを大変光栄に存じます。
本大会のメインテーマに掲げた「医情連携が拓く歯科放射線学の新地平」には、画像診断の伝統を大切にしながらも、AIやデータサイエンスという新たな翼を得て、私たちの分野がより高く羽ばたいてほしいという願いを込めました。シンポジウムでは、長崎大学大学院総合生産科学研究科情報データ科学分野の酒井智弥先生、武田啓太先生、そして大阪歯科大学歯学部歯科放射線学講座の福田元気先生にご登壇いただきます。放射線学と情報工学の協働による未来を見据え、最先端のAI技術を用いた画像診断やデジタル技術の進歩を共有し、発展的な議論の場となることを期待しております。
特別講演では、長崎大学感染症研究出島特区長の川上純先生に「臨床研究医として取り組む免疫介在性リウマチ性疾患の精密医療」について、また名古屋大学大学院医学系研究科新規低侵襲画像診断法基盤開発協同研究講座特任教授の飯間麻美先生には「拡散MRIを活用したがん診断の潮流」についてご講演いただきます。
教育講演では、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線診断治療学分野教授の東家亮先生による「頭頸部癌に対する緩和的放射線治療」(口腔放射線腫瘍教育研修会共催)、および長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔顎顔面外科学分野教授の山田朋弘先生による「歯科・口腔外科における医療安全管理 −医療経済的効果をふまえて−」(歯科専門医共通研修申請予定)の二席を設けました。
さらに、市民公開講座では神奈川歯科大学附属病院診療科教授の泉雅浩先生に、「えっ、歯科医院でCT撮影?」と題して、患者目線での放射線管理と診断の有用性についてお話しいただきます。本講演は「歯科用CBCT関連学術講演会」を兼ねて実施いたします。
100年に一度の変革期の中にある長崎は2022年の西九州新幹線の開業に始まり、長崎駅周辺の再開発、長崎スタジアムシティの誕生、これに合わせたプロサッカーチーム、プロバスケットチームの躍動につながり活気に満ちあふれています。今大会が開催されるころの長崎はまだ残暑厳しいものと思われますが、秋の大祭「長崎くんち」の奉納を翌週に控え、季節の移ろいを感じる中、放射線学を楽しみ、長崎の美味を楽しみ、長崎の風景をお楽しみいただければ幸いです。
今大会は、私が所属する総合歯科臨床教育学分野と、実行委員長の所属する口腔診断情報科学分野が強固に連携し、準備を進めております。至らぬ点も多々あろうかと存じますが、長崎の地で皆様にお目にかかれることを、心よりお待ちしております。